長野県にある地獄谷野猿公苑をご存知でしょうか。
猿が温泉に浸かっている場所、と聞けば心当たりがある方もいるかもしれません。
これから冬に向けて見頃なシーズンになってくるので、地獄谷野猿公苑の感想を書いていきます。
地獄谷野猿公苑の基本情報
地獄谷野猿公苑は長野県の山中にあります。
夏も入園することはできますが、温泉に入る猿を見たいのであれば、やはり冬に行くことをおすすめします。
- 住所 : 長野県下高井郡山ノ内町大字平穏6845
- 電話 : 0269-33-4379
- 料金 : 大人800円、こども400円
- 注意① : 駐車場から30分ほど山道を歩きます。サンダル等はおすすめできません。
- 注意② : ビニール袋は食べ物が入ってると思われ、猿に襲われる危険があります。
猿がいる温泉まで、駐車場から山道をしばらく歩くことになります。
山道は気持ちいいですが、足場が悪く、冬であれば一部凍結していたりするので、サンダル等で行くことはおすすめできません。
2つめの注意事項については後述しますが、猿は想像よりも凶暴で賢く、食べ物を持っていると分かれば襲ってくる場合もあります。
特にコンビニ袋には食べ物が入っていることを知っているようで、ビニール袋を破られて中身を取られることもあります。
食べ物やビニール袋を見えるように持って歩くことはしないようにしましょう。
そもそも何故猿がお風呂に入っているの?
地獄谷野猿公苑は世界で唯一、温泉に入る猿が見られる場所として有名です。
特に長野オリンピックの際に取り上げられ、世界的にも有名な観光地になりました。
しかし、そもそも何故この地だけ猿が温泉に浸かっているのでしょうか。
起源を辿ると、現在の地獄谷野猿公苑の場所には温泉旅館があったそうです。
そこの従業員が餌付けしていた子猿がたまたま温泉に入ったことがキッカケと言われています。
その後観光地として有名になったことから、新たに猿専用の温泉を用意しました。
なお、全ての猿が温泉に入るわけではなく、温泉が好きな猿だけ温泉に入るようです。
人間と一緒ですね。
スポンサーリンク本当に猿だらけ!餌付けは厳禁
地獄谷野猿公苑に行ってまず驚くのが、その猿の多さです。
私のイメージでは数匹の猿がいて、運が良ければ温泉に入る姿が見れる、程度のものでした。
しかし実際に行ってみると、猿は数十匹いました。
数が多いと怖い部分もありますが、本当に怖いのはその知能の高さ、攻撃性です。
食べ物が見えると襲ってきますので、猿の前で食べ物を出すことは厳禁です。
駐車場付近にも猿が降りてくることもあり、私が行った時は駐車場付近の売店で買ったソフトクリームが狙われていました。
ソフトクリームを持つ子供の周りに猿が数匹群がり、お父さんが息子を守っている、という状況でした。
結局一瞬の隙にソフトクリームは猿の手によって叩き落とされ、奪われてしまいました。
また、ビニール袋のような破れやすい袋も要注意です。
猿たちは自分の爪で破ることができる袋かを判断して襲ってきます。
ビニール袋を持った人が襲われてるシーンを何度か目にしましたし、引き裂かれたビニール袋と中身が散乱してるところも見ました。
もちろん、猿への餌付けは禁止されており、手を近づけるだけで従業員に注意されます。
猿は思っているよりも凶暴だ、ということを頭の片隅に置いておいてください。
まとめ、感想
猿が温泉に入るという、世界的にも大変珍しい姿が見える地獄谷野猿公苑。
駐車場から30分ほど歩く必要がありますが、自然が豊かで、これもまた一興です。
温泉に入る姿もそうですが、そもそもこれほど近くに野生の猿がいることは滅多にないので、インパクトは絶大です。
あまり興味のない観光地は徐々に記憶から薄れていってしまうものですが、地獄谷野猿公苑は一生忘れないくらいのインパクトがあります。
私は長野でスノーボードをして宿泊した翌日、この地獄谷野猿公苑に立ち寄りました。
もし観光地をお探しであれば、地獄谷野猿公苑は行って後悔しない観光地と言えると思います。